厄災の黙示録は史実に近いストーリーなのではないか? ゼルダ無双 厄災の黙示録
- 厄災の黙示録は史実を追う物語ではないが・・・
- 概ね史実が語られるのではないか?
- 公式が100年前の追体験を煽っている
- ゼルダチームが協力している
- 白ガーディアンがもたらした変化
- ガノン復活後
- 黒い小型ガーディアンの影響
- これはただの個人的な願望の混じった推測
この記事は体験版でプレイ可能な範囲及び、現時点で公式が公開している情報を元に考察をしています。ネタバレの定義は人によって違うと思いますので、お気を付けください。
また、公式の情報も記事に含まれますが、ただの推測に過ぎない話が殆どです。
厄災の黙示録は史実を追う物語ではないが・・・
厄災の黙示録は、ハテノ砦目前でリンクが倒れ、ゼルダが覚醒するところから物語が始まります。ゼルダ覚醒の影響を受けて目覚めた正体不明な白い小型ガーディアンは、時の扉を開き追手となるガノンの怨念と共に時を遡ります。
この時点で史実とは異なるifストーリーであることが確定的です。時を遡る前まではブレスオブザワイルドと同じ時間軸(世界線)だった可能性はあります。
ifはちょっと……なんて思う方もいると思います。確かにブレスオブザワイルドが好きな人ほど、ifストーリーであることに落胆する可能性があると感じます。
ただ、確かにifストーリーであることは間違いないとは思うのですが、私はブレスオブザワイルドに繋がる100年前のできごとはしっかり語られるのではないかと予想しています。
概ね史実が語られるのではないか?
ifストーリーであっても、ほぼ史実通りの話、特に、ウツシエの記憶で見た100年前のできごととほぼ同じことが描かれると考えています。
例えば、ウツシエの記憶ではいなかった白ガーディアンやインパがいる、細かな台詞の違い、といった相違点が存在するかも知れませんが、神獣の繰り手を探して英傑候補を訪ねる、ゼルダの覚醒を期待して泉に向かうなど、過程での障害の大きさや障害の排除方法に差はあれど、ブレスオブザワイルドで垣間見た重要なイベントは体験できるのではないでしょうか。少なくとも、大厄災の時までは、ほぼ史実をなぞると考えています。
ここからは、そう考える根拠について記載させて頂きます。
公式が100年前の追体験を煽っている
「ブレス オブ ザ ワイルド」では描かれなかった、
「100年前の大厄災」の壮絶な戦いが、ついに語られる。
公式ページにこう書かれているにも関わらず、厄災の黙示録はオープニング時点で史実とは異なる展開に進みます。ですが、もし完全なifストーリーになるのであれば、公式ページの記述とは内容が異なってしまいます。
この文言と製品内容が矛盾しないようにするには、体験できる物語が史実に近くなくてはなりません。
ゼルダチームが協力している
厄災の黙示録の開発には、ゼルダチームが協力をしています。素材提供だけではなく、世界観や台詞に関しても、調整や監修をしているような言い方をしていたと思います。
ゼルダチームが監修している以上、100年前の舞台設定は史実通りであると考えて問題ないように思います。厄災の黙示録は「そこに未来からの介入があった」という変化が起きた世界であると考えられます。故に、「未来からの介入」の規模次第では、特に介入が始まって暫くの間は史実から大きく逸れることはないのではないでしょうか。
白ガーディアンがもたらした変化
白ガーディアンが過去に持ち込んだものは
・敗北の未来の情報
・シーカーアイテムの活性化
・少量のガノンの怨念
これらは、歴史が変わりそうで、ガノンが復活するまではあまり変わらない要素なのではないかと思います。
本家ブレスオブザワイルドのリンクの記憶では、ガノン復活までは、魔物やイーガ団というガノン側の勢力に対して英傑側が優位な状態にあったように見えます。
そこに白ガーディアンがもたらした変化がどう関わるかを考えると
・敗北の未来の情報
事前に知ったことで古代兵器の乗っ取り対策を講じられますが、その対策が活きるのはガノン復活後です。また、ハイラル城地下に眠る柱が発見できていないので、大厄災で一番問題だった柱内部の古代兵器には対策を施すことができません。ただ、もしEMP発生装置のようなものを用意できれば、ガノン復活後に大活躍するので、未来を知っていた意味があった展開にはなると思います。
・シーカーアイテムの活性化
シーカーアイテムを起動でき、戦いを優位に進められる可能性が高くなります。しかし、もともと大厄災までは英傑側には余裕があったので、優位である側が更に強くなったとしても、歴史は大きく動かないと考えられます。回生の祠を完全な状態にする、などの大きな変化をもたらす可能性はあると思いますが、これは使うとしてもガノン復活後でしょう。
・少量のガノンの怨念
一部の古代兵器の乗っ取りや、ガノン側の勢力が強化される可能性があります。しかし、少量のガノンの怨念で、神獣すら扱う英傑たちの優位を覆せるとは考えづらいです。英傑たちへの邪魔をする頻度や規模が大きくなる可能性は十分ありますが、やはり戦況を覆せるとは考えづらいです。やるとすれば、何か裏でこそこそ準備をするとかではないでしょうか。
敵側の動きの根拠が少々弱いですが、結局のところ、ガノン復活までは英傑たちがやる行動は増えることはあっても、あまり減ることはないと考えられます。
ガノン復活後
ここからは大きく変動すると考えられます
まず、大厄災という枠で言うのなら、史実では敗北後は重大な物語が殆どありません。リンクの撤退の様子、ゼルダ覚醒、マスターソードを戻す、という場面は既に描かれていますし、シーカー族がリンクを回生の祠に運ぶイベントくらいまでならまだ少し見てみたい気もしますが、その後の処理や、生活の立て直しなど、無双というゲームでやるべき内容ではないでしょう。ある意味、ここで史実を語り終えることになります。
加えて、わざわざifストーリーにしたにも関わらず英傑が倒れてしまっては、ifだから全員生存するはずだと喜んでいたファンをなぎ倒してしまうことになります。史実が良かった派も、ifでハッピーエンドを期待した派も全滅するという最悪の事態です。
優位であったからこそあまり意味を成さなかった白ガーディアンの助力も、劣勢になった時には真価を発揮するでしょう。
一度史実通りに敗北し、何かしらの力で反撃に転じる可能性もありますが、ともかく、ガノン復活後の絶望的な状況からが本番と言えるのではないかと思えます。
黒い小型ガーディアンの影響
不確定要素過ぎて読めません。白ガーディアンと同型に見えますので、同じように時を越えられるのではないかと思っています。仮にガノン側にとってよい未来を作るために歴史改変を行おうとしているのであれば、ガノンが完全に封じられてしまった100年後から時を遡ってきたとも考えられます。また、本来の歴史では占い師がこいつから情報を得て、古代兵器を掘り起こさせ、ガノンに乗っ取らせた、なんてことも考えられます。
これはただの個人的な願望の混じった推測
それっぽく根拠を上げてみましたが、そうだったらいいなという願望混じりの推論です。100年前のできごとも知りたいですし、ifストーリーだから見れる全員生存や、史実では表に出なかった暗躍していた存在が明るみになるなど、ifと史実のいいとこどりになればいいなと思っています。
もう少しで発売です。とても待ち遠しい。